英語学習を3ヶ月続けてわかったこと――続く人・続かない人の違い

「英語を勉強しよう」と決意して参考書を買ったものの、3日も経たないうちに本棚の肥やしになってしまった——そんな経験がある方は多いのではないでしょうか。筆者もかつては何度も英語学習を挫折してきました。しかし学習方法を根本から見直したところ、3ヶ月で日常会話ができるレベルまで実力を伸ばすことができました。本記事では、続く英語学習と続かない英語学習の違いを中心に、実際に効果があった方法をご紹介します。

なぜ英語学習は続かないのか

英語学習が続かない最大の理由は「目標が大きすぎる」ことです。「TOEICで900点取る」「ネイティブと話せるようになる」といった大きな目標を掲げると、日々の学習が目標に対してあまりにも遠く感じられ、モチベーションが続きません。また、いきなり難しい教材に手をつけて挫折するパターンも非常に多いです。

もうひとつの原因は「学習に完璧を求めすぎる」ことです。「今日は疲れているから明日まとめてやろう」「5分しかできないなら意味がない」という考え方が習慣化を妨げます。英語に限らず、習慣を作るうえで大切なのは質より継続であり、たとえ5分でも毎日続けることの方が週末にまとめて2時間やることよりはるかに効果的です。

1. 目標を「超小さく」設定する

続く学習習慣を作るためにまず実践してほしいのが、目標を極限まで小さくすることです。「毎日英単語を1つ覚える」「英語のYouTube動画を1分だけ見る」くらいの小ささで十分です。小さすぎると感じるかもしれませんが、小さな目標は達成感を生み、達成感が次の行動への意欲につながります。

この考え方は「タイニーハビット」と呼ばれ、スタンフォード大学の研究者BJ・フォッグ氏が提唱した習慣形成の手法です。まずは続けることを最優先に、慣れてきたら少しずつ量を増やしていくのが賢いやり方です。

2. 「聞く」ことを学習の中心に置く

英語の4技能(読む・書く・聞く・話す)の中で、初心者が最も手軽に始められるのが「聞く」ことです。通勤・通学中、家事をしながら、寝る前のリラックスタイムなど、スキマ時間を活用してリスニングを続けることができます。英語を「勉強」としてではなく「BGM」として耳に流し続けるだけでも、英語の音とリズムに慣れる効果があります。

おすすめはNHKの「ラジオ英会話」やPodcastの英語学習番組です。難易度が自分のレベルに合ったものを選ぶことが重要で、わからない部分が2〜3割程度あるくらいの難易度が最も学習効果が高いとされています。全部わかるものは簡単すぎ、全部わからないものはストレスになるだけです。

3. アウトプットを早めに始める

「十分に勉強してから話す」と考えていると、いつまでたっても話す機会が来ません。英語は使いながら覚えるものであり、ある程度インプットができたら早めにアウトプットを始めることが上達の近道です。現在はオンライン英会話サービスが充実しており、1レッスン200円前後から気軽に外国人講師と会話の練習ができます。

最初は単語をつなげるだけの拙い英語でも構いません。伝えようとする意欲と、間違いを恐れない姿勢が英語力を伸ばします。話すことへの恐怖心を早めに取り除くことが、英語学習を長続きさせる大きなポイントのひとつです。

4. 好きなコンテンツで学ぶ

英語学習が続く人の多くは「好きなコンテンツ」を学習に取り入れています。好きな海外ドラマ・映画・音楽・YouTuberの動画など、英語でも楽しめるコンテンツを学習教材として使うのです。勉強感が薄れるため長続きしやすく、自然な口語表現やスラングも身につきます。

英語字幕付きで映画を見る、好きな洋楽の歌詞を調べて覚える、英語のゲームをプレイするなど、楽しみながら英語に触れる機会を増やしましょう。「英語を勉強する時間」ではなく「英語で楽しむ時間」という意識に変えるだけで、継続のハードルが大きく下がります。

まとめ

英語学習において最も大切なのは、完璧な学習法を探すことではなく、自分が続けられる方法を見つけることです。目標を小さく設定し、スキマ時間を活用し、好きなコンテンツと組み合わせることで、英語学習はぐっと続けやすくなります。3ヶ月間、騙されたと思って今回ご紹介した方法を試してみてください。きっと以前とは違う景色が見えてくるはずです。